山陰旅行3日目 その1 玉造温泉~松江~出雲~東京へ ― 2016年08月01日 20:41
宿は佳翠苑 皆美でお願いしました。
こちらも日本庭園が有名で島根県では足立美術館に続く庭園となっています。
佳翠苑 皆美の庭園
佳翠苑 皆美のロビーから
玉造温泉から松江までは距離が短く、あっという間につきます。
途中は、宍道湖を眺めながらのドライブとあって快適です。
松江は、県庁所在地となっており島根県の中心都市です。
観光の中心は、県庁近くの松江城が一つのポイントになるのではないかと思います。
松江城は堀と川が繋がっており、船着き場が多くありいたるところで乗船できます。
料金も一日単位なので、松江で一日楽しむことができます。
が、我が家は当日の夕方にサンライズ出雲で帰京予定。
夕方には出雲市にいないといけません。
そのため、松江で過ごせるのは半日程度ととても短い。(笑)
で、真っ先に向かったのが松江城。
松江城
松江城は、松平家の城で平山城です。
城内は当時と変わらぬ木造で造られており、城自体は、熊本城や姫路城に比べるとかなり小さいですが、往時のままで見られる数少ない城となっています。
特に石垣がきれいで、石垣だけも見る価値があります。
余談ですが、築城された年代がほぼ一緒である松本城に見た目が近く感じました。
船での観光も楽しそう
天守閣に上がると、山々に囲まれた松江市が一望できます。
眺め良く、しばらく見ていても飽きませんでした。
松江市を一望
松江城の近くは景観にも配慮された建物が多く、城下町の雰囲気が味わます。また、興雲閣、小泉八雲の資料館、旧居、武家屋敷なども隣接しており、合わせて観光することができます。
興雲閣の外観
興雲閣の階段
せっかくなので、小泉八雲記念館にも足を運んでみました。
山陰旅行3日目 その2 玉造温泉~松江~出雲~東京へ ― 2016年08月02日 21:50
小泉八雲、ラフカディオ・ハーンはギリシャ生まれのイギリス人。
「怪談」
「耳なし芳一」
といえば、すぐに思いだす人も多いのではないでしょうか。
小泉八雲は、幼少に父母が離婚するなど幼少期は苦労されたようです。
その後、アメリカに渡り新聞記者などをしていましたが、博覧会を機に日本に興味を持ち、渡ってきました。
松江に住んでいた時期はとても短いのですが、ここで、松江の人である小泉セツと結婚します。
セツとの出会いが、彼に大きな影響を与えることになり、松江はとても縁がある地となっています。
小泉八雲記念館は彼の生涯、道具、思想など様々なことが展示されていたりします。
私には作家の印象が強いのですが、当時の日本に大変憂慮していたことなど、イギリス、アメリカを渡ってきた彼ならでは視点などを知ることができ大変参考になりました。
また、旧居では庭園があり、日ごろから四季、風景を感じていた様子がうかがい知れます。
小泉八雲旧居前
さっぱりとした玄関
部屋か見る庭園
絵画のように見える庭園
さらに隣には武家屋敷があり、一緒に回れ、当時の面影をうかがい知ることができます。
武家屋敷
見応えある武家屋敷の庭園
バスも風景の一部に
松江城、記念館、旧居、武家屋敷で既に3時間…
昼食の時間になってしまいました。
おまけに外は30度を超えていてクタクタ。
そのため、昼食は近くのカラコロ工房で取ることにしました。
暑い夏にはかき氷 ― 2016年08月03日 20:13
山陰旅行3日目 その3 玉造温泉~松江~出雲~東京へ ― 2016年08月04日 22:25
旧日本銀行松江支店だったモダンな建物をそのままに、飲食店やアクセサリーなどの店舗が入ったカラコロ工房。
とてもユニークで気になったので足を運んでみました。
カラコロ工房の外観
中のエントランス
食事をとったのは「びいどろ」。
写真を撮り忘れましたが、なかなかのボリュームで満足しました。
時間は午後1時も周り、そろそろ移動しないと…
移動は、宍道湖の北側を走り、出雲大社に向かいました。
信号が少なくて快適です。
宍道湖の風景もすばらしく、一時間ちょっとのドライブでしたがとても楽しめました。
サイクリングロードも充実しているようで、サイクリストが暑い中、何人も走っていました。
そんなこんなで出雲大社に着いたのは午後3時。
時間も遅かったせいか、無料駐車場が空いていてすんなり停車。^^
まずは、無電柱化された神門通りを見学し、大社へ。
余談ですが、神門通りは無電柱化により売り上げが30%伸びたなど景観工事による効果がハッキリと出ている場所だったります。
神門通りは電柱がない~
お店も多く楽しそう
話はそれましたが、出雲大社は縁結びをうたっておりまして、今回訪れたのは子どもや嫁さんとそれなりの縁がある方と一緒だったのであまり効果が期待できませんが、オオクニヌシの話などを少し勉強してきたので楽しみにしていました。
出雲大社入口
参道
そしてあの太いしめ縄。
圧巻でした。
やっぱり太かった
こんな感じ
これからも良縁でありますようにとお願いし、帰路に着きました。
広々とした入口付近
人工知能が適切な治療を助言 ― 2016年08月05日 19:04
がん…
がんにも様々な種類があり、多くは臓器のあと、例えば「胃」や「大腸」などの後につく「がん」が多いですが、それ以外にも様々な「がん」があります。
血液がんもその一つ。
リンパ腫、白血病など大枠はなんとなくありますが、リンパ腫をとってみても分類すると30種類以上あるとされています。
中には少数な特異なタイプが発現する可能性があり、その可能性をいち早くAIである「ワトソン」が解析し、助言し治療に効果を発揮しました。
日本で最高峰の医療を行っている一つである東京大医科学研究所でも診断が難しかったものをAIが行ったわけですから驚きです。
以下が、東京新聞の抜粋になります。
膨大な医学論文を学習した人工知能(AI)が、診断が難しい六十代の女性患者の白血病を十分ほどで見抜いて、東京大医科学研究所に適切な治療法を助言、女性の回復に貢献していたことが四日、分かった。
使われたのは米国のクイズ番組で人間のチャンピオンを破った米IBMの「ワトソン」=写真、ゲッティ・共同。東大は昨年からワトソンを使ったがん診断の研究を始めており、東條有伸教授は「AIが患者の救命に役立ったのは国内初ではないか」と話している。他にもがん患者の診断に役立った例があるという。
AIは物事を学習し、考える能力を持つコンピューターのプログラム。チェスや囲碁などで人間に勝つだけでなく、今後は医療への本格応用が進みそうだ。
女性患者は昨年、血液がんの一種である「急性骨髄性白血病」と診断されて医科研に入院。二種類の抗がん剤治療を半年続けたが回復が遅く、敗血症などの危険も出た。そこでがんに関係する女性の遺伝子情報をワトソンに入力すると、急性骨髄性白血病のうち「二次性白血病」というタイプであるとの分析結果が出た。
ワトソンは抗がん剤を別のものに変えるよう提案。女性は数カ月で回復して退院し、現在は通院治療を続けているという。
東大とIBMは昨年から、がん研究に関連する約二千万件の論文をワトソンに学習させ、診断に役立てる臨床研究を行っている。
<人工知能(AI)> 物事を学習し、考える能力を持たせたコンピューターのプログラム。1950年代に開発が始まった。最近は大量のデータをAIが自ら学習する新手法が登場し、第3次ブームと言われる。チェスや将棋に続き、「人間の最後のとりで」といわれた囲碁でトップクラスのプロ棋士を破るなど、進化が加速している。
画期的ながん治療薬であるオプジーボでも効果がでる人は数割ともいわれています。
医師が示した薬剤について、効果的に効くかどうかをAIにより確認してもらう日が近いのかもしれません。
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