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東大がウイルスでがん破壊2016年08月29日 20:36

先日、近赤外光を当てることで化学反応を起こさせ制御性T細胞を大幅に減らすことで、がんを消失させることに成功した記事を掲載しました。


今日、日経新聞に、「ウイルスでがん破壊 正常細胞には影響なし 東大が開発」が掲載されました。


以下が日経新聞の概要になります。

東京大学の谷憲三朗特任教授らは、がん細胞の中で増えて死滅させる新たなウイルスを開発しました。

ウイルスは、大腸などにいる「コクサッキーウイルス」をがんの治療用に改良したもので、がんで活発に働く「チロシンキナーゼ」などの酵素を利用して増殖。一方、ウイルスは、RNA(リボ核酸)に正常な細胞だけにある2種類の「miRNA」という物質が結合すると、ウイルスが死ぬようにし、ウイルスが増える危険を避けるとのこと。

抗がん剤が効かなくなった乳がんの細胞をマウスに移植し、投与した約3週間後には、腫瘍の大きさが4分の1程度に抑えられたという。

腫瘍に直接ウイルスを注射する臨床研究を2年以内にも始めたいとのこと。



抗がん剤が効かない乳がんが4分の1に縮小したとのことで、かなり期待が高まります。

また、臨床研究を2年以内とのことで、スピード感もあります。

ただ、ウイルスの効果ががん細胞がなくなるまで発揮できるのか?
他の抗がん剤と併用できるのか?
縮小後、がんを切除することで回復できるのか?

など様々な課題などがありますが、新たな治療法が確立されることはすばらしいことです。

最近の研究発表では、体内の免疫力を生かしたがん治療が日の目を見るようになってきました。


ぜひ、多くの研究が実を結んでほしいものです。

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