色付きの自転車パーツがほしいけど、メッキとアルマイトってなに? ― 2016年08月30日 21:20
私が乗っている鉄チャリのLynskey Pro Crossは金属素地のまま。
全体がシルバーとなっていますが、ネットの写真を見るとボトムブラケットやハブなど色が付いた部品も少なくありません。
レッド、ブルーなどのアクセントが、自転車をグッとオシャレにします。
そしてかなりカッコいい。(笑)
Phil Wood
Cris Kingのハブ
Cris KingのBB
様々なメーカーから魅力的な製品が出ています。
カーボンなどのプラスチックには塗装やシール、金属にはこれらのほかにメッキやアルマイトが選べます。
でもメッキとアルマイトってあるけど違いはなに?
ということで調べてみました。
ネットで探してみると、柏都電機工業株式会社のホームページが非常に分かりやすく紹介されていました。
以下が概要です。
アルマイト処理は陽極での電解になりますが、メッキ処理は表面処理をしたい金属を陰極として電解し、電解液の金属イオンを還元析出することで表面処理を行います。
アルマイト(陽極酸化処理)はアルミの表面(標準の面)から上に成長皮膜、下に浸透皮膜というように上下に成長しています。 よって一律に成長するので、元のアルミ表面の凹凸の通りにアルマイトがかかります。
めっきは被めっき物上に順番に他の金属を乗せていくので全く別の理屈でできています。
酸化などに強い金属を上に乗せ、元の金属の弱点をカバーするのがめっきです。
硬質アルマイトの場合は厚さ30ミクロン程度(1ミクロンは1000分の1mm)軟質アルマイトの場合は5ミクロン程度、また厚さが違うだけでなく、被膜セルの大きさも違い硬質アルマイトのほうが細かくなっています。
そのため、アルマイトの方が、コーティングが剥がれにくく丈夫になります。
最後に、アルマイトはアルミにしか利用できない処理方法です。
メッキのイメージ

アルマイトイメージ

ということで、アルマイト製品の方が優位だということが分かりました。
また、シマノ、Cris King、Phil Woodの本国のホームページを詳しく見てみると製品が塗装なのか、アルマイトなのかなど、きちんと記載されています。
無論、ブランドが確立したメーカーですから、製品へのこだわりがあるのは間違いがありませんが、色の付け方についてもかなりのこだわりがあるのが分かります。
ただ高いよ…
特にハブの交換は、スポークの張り替えなども入るのでかなり高額になってしまいます。
なので、冬のボーナスをもらった際には、まずはBBから交換してみたいと考えています。
でも…高いからどうなることやら…(笑)
ではでは~。
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