ROHLOFFを採用したshandのグラベルロードSTOOSHIE ― 2016年11月02日 21:49
スコットランドのshandからグラベルロードSTOOSHIEが今年デビューしています。
shandではこれまでグラベルロードのSTOATERがありましたが、新たにSTOOSHIEをデビューさせました。
STOATERはスチールフォークでしたが、STOOSHIEはカーボンフォークを採用。
カーボンフォークに合わせ、フロントをQRからスルーアクスル15×100となっています。
リヤについてもスルーアクスルに対応しています。
shandのフレームは自らの工場、スコットランドの職人の手によって製作されます。
そのため、納期は10~12週とHPに記載されています。
ハンドメイドですが価格は他メーカーに比べ、コストパフォーマンスがよくフレーム単体でSTOATERが1105ポンド~、STOOSHIEが1495ポンド~となっています。
ちなみにSTOOSHIEの完成車は2850ポンド~となっています。
さらに価格はイギリスの消費税20%込みとのことで、海外に送る場合はこの価格よりも安く購入できます。
作業風景
製作中のリヤエンド周り
STOOSHIE ROHLOFF
STOOSHIE Lauf Grit Carbon Suspension Fork
STOOSHIEはSTOATERをベースとしていますが、フレームを硬くし、ジオメトリも若干変更を加えリーチ長などが長くなっています。
そのため、ホイールベースは1015ミリから1027ミリとなっています。
また、グラベルロードでは珍しく内蔵ギアのROHLOFFを採用しているものもあります。
ギアのためディレイラーの調整が生じないのでミスの無い操作が可能となります。
送料は120ポンドから200ポンドになりそうです。
リヤエンド周り
ハンドル周り
ちなみに、以前紹介したFRANCOとリヤエンドが一緒。(笑)
ここまで一緒だとOEMでshandが製作している可能性が高そうです。^^
STOOSHIEも気になりますが、コストパフォーマンスに優れたshandもかなり気になるメーカーの一つとなりそうです。
オーストラリアのCURVEからチタングラベルロードGMXがデビュー ― 2016年10月25日 19:24
日本ではあまりなじみのないオーストラリアのCURVE。
完成車はありませんが、フレームとフォークセットを販売しており、ラインナップは少な目ではありますが、ロードからマウンテンバイクを展開するメーカーです。
ホイールなども企画、販売しており、フェイスブックを見ると5000を超える「いいね」があることからある程度人気あるメーカーのようです。
その中で、最近発表されたのがCURVE GMXです。
角ばったフォークと29er×2.4(推奨は29×2.0)のタイヤ、短めのヘッドチューブが独特な雰囲気を醸し出しています。
M(MED)サイズのヘッド角は71.5度、チェーンステー長は440ミリ、ホイールベースは1051ミリとグラベルロードとしては長めですが、29er×2.0で見るとさほど長い感じはしません。
フレーム重量は1790グラムとチタンとして重めではありますが、かなりの悪路が走れることを考えれば仕方がないのかもしれません。
BBはBSAでしっかりとした作りとなっています。
GMX

ちなみにGMXのフレームセットは、
GMXチタンフレーム
カーボン29 BP 15ミリメートルフォーク
フロント&リアアクスル
Tiシートクランプ
チタンシートポスト
ヘッドセット
といったものになります。
個性的な外観
ノーマルにはラックマウントなどありませんが、カスタムで付けることもできます。
これ以外にも、フレームコーティング、ペイントなどもできるようです。
価格は2999ドル。
ただし、アメリカドルではなくこちらはオーストラリアドル。
単純換算で1オーストラリアドルが現在80円ですので24万円プラス送料になります。
オフロードが似合う
RALEIGHからグラベルロードSTUNTMANがデビュー ― 2016年10月19日 21:13
アメリカのRALEIGH(ラレー)からエアーボリュームを生かしたグラベルロード、STUNTMAN(スタントマン)がデビューしました。
RALEIGHは、イギリスのメーカーではありますが、イギリス、日本、アメリカとそれぞれのラインナップが異なるメーカーです。
日本ではARAYAがクラシックなデザインの自転車を販売していますが、アメリカやイギリスでは現代的なラインナップで展開しています。
それぞれの国ごとに企画、製造(他国生産を含む)、販売をしているようです。
アメリカのRALEIGHは、すでにグラベルロードとして、ROKER、TAMLAND、WILLARDの3つを展開していますが、これらに比べSTUNTMANはよりオフロードを意識したものとなっています。
STUNTMAN
タイヤは50cを採用しており、700サイズでは最大級のものとなっています。
29erとほぼ同規格ではありますが、29erよりも700の方がタイヤやホイールの選択肢が多いのでこういったものを総合的に判断して選んだものと思われます。
Mサイズを見ますとヘッド角は71.25度、チェーンステー長は450ミリ、ホイールベースは1042ミリとなっており、一般的なグラベルロードよりは若干長めのホイールベースとなっています。
ハンドルは、末広がりなグラベルロード用のハンドルを採用。
ハンドル周りと補助ブレーキ
フレームは、レイノルズ631と少し異なった規格のパイプを採用しています。
631は、ミドルグレードのチューブで531に比べ10%ほど高い強度を誇ります。
また、853に比べると安価なためコストと強度のバランスがいい素材となっています。
リヤ周り
エアーボリュームのある50c
コンポはSRAM RIVALを採用しており、丈夫なフレームと高いエアーボリュームを生かしてどんな悪路でも走破することができます。
ダボ穴も用意され、キャリアを付けてロングツーリングにも出かけられます。
カラーリングはブラウンとベージュの組み合わせ。
80年代、90年代のアメ車をモチーフにしたようにも見受けられます。
SURLYやSALSAなどとは異なったアメリカンな魅力がつまったバイクとなっています。
価格は2499.99ドル。
メーカーからは直接購入できませんが、2017年式が販売され次第、海外通販大手であるJenson USAなどで購入できそうです。
アメリカンデザインのSTUNTMANが、日本で颯爽と走る姿はきっと目立つに違いありません。
オプション豊富なFRANCOのグラベルロードGRIMES DISC ― 2016年10月18日 20:17
アメリカのFRANCO BICYCLES(フランコ)からグラベルロードGRIMES DISC(グライムス・ディスク)がラインナップされています。
ヘッド角はMサイズで71.5度、チェーンステー長が430ミリ、ホイールベースが1026ミリとグラベルロードとしては一般的なジオメトリ。
エンドプレートは独特なもので、泥除けやキャリア用のダボ穴が用意されています。
フレーム素材はクロモリ4130を使用しており、一般的なものとなっていますが、豊富なオプションが最大の特徴。
コンポはSRAMとシマノの9種類から選択でき、比較的価格の安いSRAM RIVALやシマノの105から、最高級のSRAM Red eTapまで選べます。
また、シマノのマウンテンバイクで使用しているXTR Di2もあり、コンポだけでもかなりの選択肢があります。
GRIMES DISC 赤/黒
緑/茶
オリジナル
ブレーキも機械式からコンポのグレードに応じて油圧式へと変わります。
これ以外にもカラーは4種類から、フォークはノーマルフォークがクロモリとなっていますが、オプションではカーボンフォークが5種類もあります。
ホイールもシマノのほかMavic、ENVE、ZIPPなどが用意されています。
エンドプレート
リヤ周り
カスタム好きな人にはたまらないものとなっています。
グラベルロードは、スルーアクスル径などかなり乱立されており、ホイールのハブなどを気にすることなくアップグレード分だけの差額で選択できることは大きなメリットです。
選択できるメーカーも人気のあるブランドを厳選し、セミオーダーでカスタムできるのは好感が持てます。
小規模メーカーならではのこだわりの自転車が手に入れられそうです。
参考オプション
カラー
Midnight Black / Red
Forest Green / Bronze
Bicycle Crumbs Edition
Custom Paint
フォーク
Whiskey No.9 Thru-Axle
Whiskey No.7 Quick Release
ENVE Thru-Axle Disc Fork
ENVE Quick Release Disc Fork
TRP Thru-Axle Disc Carbon
ホイール
Shimano WH-RX31
HED Ardennes Plus SL Disc
Mavic Ksyrium Pro Disc Allroad
Zipp 202 Firecrest Disc
ENVE SES 3.4 Disc
ENVE M50 Fifty Disc
その他
PDW Full Metal Fenders(泥除け)
MSW Button Stainless Cages(ボトルケージ)
FUJIからグラベルロードJARI 1.5が新登場 ― 2016年10月09日 12:45
アメリカのFUJIからグラベルロードJARIがデビューしました。
JARIは日本語の砂利からとったネーミングでまさにグラベルロードそのものを表しています。
FUJIは、すでにオールロード系のFEATHER CX+がありましたが、こちらはLIFE STYLEで、JARIはRACEに位置づけてすみ分けしています。
具体的には、コンポや重量が大きく違い、FEATHER CX+はシマノのSORAを採用し、重量は11.2キロ、フロント48/36Tとなっていますが、JARI 1.5はSRAMのRIVALを採用しており、重量は9.4キロ、フロント42Tとかなり異なっています。
軽量化に伴い販売価格もFEATHER CX+が105,000円となっていますが、JARI 1.5は178,000円とかなり高くなっています。
JARIはフレーム単体でも販売しています。
JARI 1.5
フレーム素材はアルミで、トップチューブは扁平化されています。
ボルト穴は多く、キャリア用はもちろん、トップチューブにも2か所設けられています。
また、ハンドルは末広がりなグラベル用のドロップハンドルが標準装備されています。
サイズは、FUJIのサイトを見ると540ミリの適用身長が175センチからとなっており、MサイズというよりはMLサイズといった方がいいかもしれません。
そのため、サイズを選ぶ際は注意が必要です。
フレーム単体
ヘッド角は540ミリで71.5度、チェーンステー長は435、ホイールベースは1016ミリとジオメトリは一般的なものとなっています。
前後ともスルーアクスルで、フロントは12×100、リヤは12×142。
タイヤは35cが装備され、最大タイヤ幅は45cまでとなっています。
BBはBSA規格を採用しており、安心感があります。
ブレーキはメカニカルブレーキでTRP Spyreを採用。
デザインはシンプルで楽しみな一台です。
日本では販売されないJARI 1.1
ちなみにアメリカ本国では、JARIは、1.1(2949ドル)、1.3(1969ドル)、1.5(1449ドル)、1.7(1199ドル)と4車種を展開しています。
1.1はSRAM FORCE、1.3はシマノ105、1.5はSRAM RIVAL、1.7はシマノのTIAGRAを採用しています。
油圧ブレーキは1.3と1.1が採用しており、それ以外はメカニカルブレーキとなっています。
余談ですが1.5の場合、178,000円を1449ドルで割り返した1ドル換算は122円、フレームは85,000円を519ドルで割り返すと164円となっており、他のメーカーに比べてもかなり高い設定となっています。
フレーム単体の場合、フレームが安くても送料が高くつくので、かなり販売価格が高くなってしまったようです。
アメリカから個人で輸入すると送料が200ドル程度はかかってしまいますからね。
業者はもっと安いと思いますが、それも数次第…
為替、経費の考え方は難しいものがありますねぇ。^^
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